お寺とは
お寺とは 恩師、無着成恭先生の名刺に書いてある文言です。 「お寺は生きている間に来る所です。死んでから来てもおそい!お経は生きている人の為に説かれた教えです。死んでから聞いても遅い!」
お寺は仏像という仏様に会えます。仏様は私たちに語りかけてくれます。 ゆっくり静かに仏様と対面していると、いつのまにか仏様に語りかけている自分に気が付きます。
お寺はみんなのものです。子供から大人まで楽しく読める、仏教の絵本やアニメ本なども置いています。自由にご利用ください。
仏教とは 仏教とは、仏の教えと書きます。この仏とはお釈迦様のことです。今生は来世の為にあるのだというバラモンの教えに疑問を感じ、来世の事より、今生こそが大切であり、今日一日を精一杯生きることが最も大切だと悟ったのです。
今生の苦を如何にしたら消滅できるかをお釈迦様は一生のテーマとし、他人の苦を消滅するために死ぬまで説法を続けたのです。その教えを記したのがお経であり、その教えが2600年間伝承されて今日まで存続しているのです。
仏の智慧 すべては正しい心からはじまる。良い心が良い行為を生み、悪い心は悪い行為を生む。良い結果も、悪い結果も全ては自分がしてきた行為で決まるものです。これを「善因善果・悪因悪果」と言います。
お釈迦様の最初の説法、八つの基本的な教えを八正道と言います。すべてに先立つものは心の在り方です。
天上天下唯我独尊 お釈迦様は生まれてすぐに七歩進み、「天上天下唯我独尊」と語った寓話は有名です。お釈迦様の大切な教えです。
我々人間の命には差別なく、皆平等に貴いと言う意味です。人の価値とは生まれた後に、本人の努力と生き方によって決まるものだと説いております。
葬儀とは 東日本大震災や自然災害を体験した私達は、死者供養の重要性を再認識しました。大切な人を失った悲しみに寄り添い、故人様のご冥福をお祈りし、残された人たちが未来へと気持ちを向かわせるためには、葬儀が必要だったと思います。
「故人様が成仏する」その思いを形にするのが葬儀ではないでしょうか。
不思議なご縁に感謝 湯川秀樹博士は、戦後直ぐに平和と核廃絶を訴えておりました。ノーベル賞を受賞された年が私の命が宿った昭和24年です。
秀樹が私の生まれた時の名です。そして如意輪観音が寄贈されたのは昭和25年6月で、私の誕生した年です。又、この度創業するに際し、他界した妻の郷里、広島県の骨董品屋さんから大日如来の古仏木像の御縁を頂きました。
私は真言宗の僧侶ですので、宗祖は空海です。空海が中国に遣唐使として渡った時代に彫られた仏像と知り、多く仏縁の御蔭で今日があることに感謝申し上げます。